矯正歯科治療の流れ

ご来院されましたら、受付で保険証と診察券（再診の場合）をお渡しください。初診の方には、問診票のご記入もお願いしております。

まずは、診療台にて詳しいお話をお伺いします。

• 治療へのご希望
• 治療でご不安な点
• 過去に行った治療内容
• お体に治療中のご病気がないか
• 他院でも相談されたかどうか

などをお聞かせください。

ワイヤー矯正、インビザラインともに大まかな説明を致します。インビザラインご希望の場合はiTero（アイテロ：お口の中をデジタルスキャンするカメラ）を使った3Dシミュレーションができます。複数の歯科医院で相談されてからご検討いただいても大丈夫です。

※iTeroの3Dシミュレーション希望はあらかじめ予約時にお伝え下さい。

インビザラインご希望の場合はiTero（アイテロ：お口の中をデジタルスキャンするカメラ）を使った3Dシミュレーションができます。複数の歯科医院で相談されてからご検討いただいても大丈夫です。

カウンセリング後は以下のような検査を行います。

• レントゲン撮影
• 検査器具（ミラー、探針など）を使ったお口の中のチェック
• スタディモデルの採取（お口の型どり）
• インビザラインの場合はiTeroで光学印象（お口の中をカメラで撮影し、お口の3Dデータを取得）
• 永久歯が生えそろっている方のワイヤー矯正の場合、3か月間下あごにスプリント（取り外し可能なマウスピース）を装着し、あごの位置移動確認

検査結果をもとに、以下についてご説明します。

• 現在のお口の状況
• 具体的な治療法
• その治療法によるメリットとデメリット
• 治療にかかる費用や期間（患者さまの社会的都合でご来院が遅れると治療終了も後ろ倒しになります）

矯正装置作製時および撤去時は期間をあけずにご予約可能です。歯の移動を開始後は3～5週間に1回ご来院いただきます。
当院では、矯正診療日を限定していません。非常勤の歯科医師でなく院長が治療を行いますので、都合が合えば日にちの制限なく予約ができます。

お子さまの治療は、永久歯が生えそろうまで行います。開始時期や歯の生え変わり時期によりますが、期間は4～5年です。永久歯が生えそろってから行う一般矯正の治療期間は2～3年、部分矯正は数か月です（程度による）。

基本的な治療の流れは以下の通りです。

• 歯周病や虫歯がある場合は矯正期間中も治療を実施します
• 患者さまのご希望やお口の状態に合った矯正装置を装着します
• 歯の動きに合わせて、ご来院のたびに矯正装置の調整を随時行います
• ご来院の際には、歯磨きなどの方法をレクチャーします
• お子さまには、口腔筋機能訓練（歯並び改善に役立つ唇や舌のトレーニング）も実施します
• 矯正の痛みには鎮痛薬を、器具による口内炎には塗布薬やトローチを処方します

矯正装置は時々はずれたり、破損したりすることがあります。破損などの緊急時にはすぐ対処しますのでご連絡ください。3D装置（歯列の内側に付ける矯正器具）を使う場合は、撤去具をお渡しします。

歯の表側にワイヤーを装着している時期は、必ず食後に鏡で食物が引っかかっていないか確認をお願いいたします。

インビザラインはフィットの確認、的確な時期にアタッチメント付与、IPRを行います。

治療終了後は、後戻り（矯正した歯並びが元に戻ってしまうこと）を防ぐため、保定装置を付けていただきます。お子さまが矯正した場合は成人まで、大人の方はなるべく長く、できれば10年以上を推奨しています。

矯正装置撤去後3か月は毎月、その後は3か月ごと、半年ごとなど定期的にご来院ください。心配なことがあればいつでもお問合せいただければと思います。

治療終了後は、

• 歯のクリーニング（PMTCやスケーリング）
• 虫歯や歯周病のチェック
• 保定装置の装着状況、破損などがないかの確認
• 治療前のお口の模型と、治療直後の歯並びの比較

などを行います。